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恋の話を、しようか
恋の話を、しようか
ガガガ文庫 著/三上康明 イラスト/オトウフ 地方都市の冬、停電から始まる恋の予感。 地方都市の冬。高校生の桧山ミツルは、予備校で顔も知らない三人の生徒たちと同じ部屋になり――テスト中に停電が起きた。なんでもない、一度きりの偶然のトラブルをきっかけに四人は出逢い、惹かれあっていく。見上げれば灰色の空から雪……。クリスマスイブの夜、神野若葉は言った。「信じていたら、奇跡は起きるんじゃないかって……でもそれを信じていなかったら、もし起きたとしてもそれは……偶然。たった一度だけの悲しい偶然」。一生懸命未来に悩み、精一杯恋をする、十七歳。ノスタルジックな純愛ストーリー。 読了。 停電によって会話を始めた4人は、その後「仲間」としての関係を築いていく。 不確かな、突発的な一言によって始まった関係は、確かな、永続的な関係になる。 私はこの手の話が大好きです! 七夕ペンタゴンといいい、最近のガガガは(そもそもガガガを読んだ記憶がほとんどありませんが)こういう攻めできますかー。 評価は9段階でA-。 読了感もあり、いい物語でした。 以下ネタバレ有りのため反転。 第一章ですが、サブタイトルは「桧山ミツル」となっているものの、これはミツルとかずみの物語です。 そして第二章はミツルと若葉の物語。 三章はボナパルトと4人の物語。 四章はかずみとミツル、ミツルとボナパルト、そして4人の物語。 順にいくと、一章では「恋の話を、しようか」で始まる4人の関係(厳密には始まりは「……停電?」ですが)は、 一方的なものです。 ミツルは4人(このときは3人かも)をどうにかつなげようとします。 何か七夕ペンタゴンの湊に似た感じがありますね。あれ程幼稚でもないですが。 最初はかずみを「仲間」に。 ホテルの屋上へ連れていく時に(連れていかれたときを思い出して)、かずみはきっと「強くて頼りがいのある人」ということを想ったのでしょう。 若葉は、「女の子の気持ちを理解してくれる男の子」という印象を持って、ミツルに自分のことを話し、だんだんと心を開いていきます。 恋人というよりは、気の合った親友といったところでしょうか?他の人には相談できないことでも、この人ならばできるというような。 ボナパルトは、堅くて真っ直ぐ。彼にも重い過去がある訳ですが、それを3人に打ち明けます。 その時点で既に彼にとって3人は大きな存在だったのでしょう。 既に読める展開ではあったものの、ミツル→若葉→ボナパルト→かずみ→ミツルという四角関係が出来ています。 それは最初の段階で4人がその関係で有り続けるために必要な条件でもあった訳です。 結局、4人の関係がどのようなものになるのかは明らかにされませんが、それでも2年後、彼らは関係を続けています。 たった一つの偶然から生まれた、たった一つの必然。 わざわざぼかされて進むミツル以外の想いは、やはりというか、最後に一気に明かされます。 配達屋の使い方はうまいなーなんて思ったり。これも「必然」。 かずみはミツルと結ばれてほしいし、若葉はボナパルトと結ばれてほしい、なんて思うのです。 最後をぼかしてはいるものの、表紙絵を見ると、この二人づつがかずみの描いた色のマフラーできっちりと「結ばれて」います。 そう解釈してもかまわないんですよね?w 最後をぼかすのは構わないのですが、せめて最後の進路というか、その辺りだけ教えてほしかったなーなんて思ったり。 特に若葉なんて、結局解決してない気がするのですが^^; その辺りがマイナス。 というか、マンドリルいいキャラしてません?w 今回は簡単に以上です。 今日は夜にバイトがあるのでこれから寝なければならのですよ^^;w あぁ…一日本を読んで過ごしたい………。 web拍手を送る
by run-3_kakeru
| 2009-06-28 16:27
| ライトノベル
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